2009年11月30日

事業仕分け 第3会場(つづき)

今週の事業仕分け 第3会場
  • 3-51 国立大学運営費交付金(文部科学省)  国立大学が法人化された後も、大学の運営費交付金が国立・公立・私立に分かれているとは知らなかった。「独立行政法人化そのものの見直しが必要」という指摘はきわめて重要。また、法人化後、教員数や研究費がおそろしい勢いで減らされる中、事務部が派遣やアルバイトを雇い放題という状態も続く。「入札」なんかでも、会計課の役人の操作はかなりはげしく、特定業者にだけ事前情報を流して、公開情報は証拠作りとして直前にちょっとだけ流す、というような事態も目の当たりにした。
  • 3-53 大学等奨学金・高校奨学金  現状では国が打ち出す奨学金は、外国人に限るとか女性に限るなど、フルイがあらかじめ偏ったものばかりだ。努力次第で誰もが受給チャンスのある奨学金が、企業や財団によって設置しやすいような税控除システムが、日本においては未整備であり、そうした中、削減や回収強化を論じるのは、乱暴だと思う。限られた範囲でなら、優れた人材の育成金ぐらいは出しっぱな しでもよいのではないか。「優れた人材であっても出した金は後で返還せよ」というなら、銀行や大企業への補填金も「あとで返還させる」べきだと思う。
    一方、当件とは直結しないが、大学で「進級条件の必修科目で実験レポートさぼってて落としちゃったんですけど、留年すると来年度奨学金が下りなくなっちゃうんで進級させてください」とかいうアホ論理は2度と聞きたくないものだ。
  • 3−55 義務教育費国庫負担金  「文科省役人300人を小学・中学校長にという施策をぜひ実現」という提言がある。なんじゃこれは、ドサクサまぎれの天下り先開拓であろうか。他に「マネジメント人材によるコストカット」というのもコンセプトが謎。義務教育の範囲でカットできるコストなんぞ、マネジメント人材を雇う資金で尽きてしまうのではないか。大学はコンサルタントにかきまわされて、文化的理念欠如の変な改革(安易な名前の新学科設置とか)を日々押しつけられている。子供たちの学ぶ場がこんなふうなことにならないといいなあと思う。
  • 3-56 公立学校施設整備事業  太陽光発電についてはコストパフォーマンスの観点から否定的な意見が多いが、こういう時にふみきらずに、じゃあどうやって「25%」もの削減目標をこなすのかしら。その他「学校施設に限定すべき」というのもあったけれど、もともと「公立学校施設整備事業」なのに、いったい他の何を要求して、こういうコメントをもらったのだろうねえ(怖いものみたさでワクワク)。劇場型審議にまどわされないために、もともとの予算申請書も探したいものだ。

2009年11月29日

ためすぎショッピングカート2009年11月

2009年11月28日

メモ 2009年11月第4週 

  • AERA English http://アエラTV.com/
    大学生協で見つけた。
    月刊誌は、2010年1月号が11月21日発売という、そういうスピードになってきたのだね。
    また、そもそも500円の雑誌の内容がこれだけ豊富ということがすばらしいと思うが、このほど新たに開いたサイトは、豊富なビデオ集に字幕機能・発音チェック機能があるほか、問題集もあったりして、その充実ぶりは、語学学習者が雑誌を買う欲求を半減させてしまうのではないか、と心配になるほどである。
  • 私のMacBook Airは、ハードディスクがSSDで熱をもたない点はとても快適だが、なにしろ容量が128GBというビックリするほどプチな世界。バックアップの他、中身入れ替えの連続だ。
    このほど初めて1TBの外付けを購入した。初回の保存はTimeMachineで106GB。
    さて何ヶ月もつか。

安積道也オルガンコンサート

西南の音楽主事・安積道也さんのオルガン・リサイタルのチラシが、ようやくできあがった。
センター入試の予備日が1月24日から1月31日に変更になって、そのためにリサイタルの日程が移ったりして、これがまとまるまで、とてもたいへんだった。
できあがったといっても、まだPDFだけで、印刷物のできあがりは再来週あたりになるらしい。
のんびりしていると音楽シーズンおわっちゃって広報のチャンスがなくなっちゃうよ〜(涙)
ともかく、今回のオルガン・リサイタルは、新チャペルのオルガン設置後のお披露目コンサートでもある。WEBも併用して、できるだけ撒かなければ。
 催物:安積道也音楽主事就任披露パイプオルガンコンサート
 期日:2010年1月24日(日) 15:00開演
 会場:西南学院大学チャペル
 曲目:J.S.バッハ トッカータとフーガ
    G.ベーム  「喜べ、おお我が魂よ」による変奏曲 NAXOS
    F.メンデルスゾーン オルガンソナタ第1番 Op.65-1 NAXOS
 入場:無料

オルガンの整調作業は、実は、今も続いている。
12月中には第1段階が完了する予定だが、1月では、まだ不安定だろう。
プログラムをみても、まだまだ不安定なオルガンちゃんのために、とても慎重な曲目を選んだことが感じられ、「思う存分」弾けるスタンスでないのが、こころなしかお気の毒なかんじさえする。
なんとか、うまく行ってほしいものだ。

2009年11月23日

月曜日科目について考える

祝日法第二条は勤労感謝の日を「勤労をたつとび、生産を祝い、国民たがいに感謝しあう」日と定め、同第三条は「国民の祝日は休日とする」と定めているのだが、
昨日は二人とも、ある意味まさにLabor Day。勤労をたっとびすぎな日だった。

夫は、たまたま日曜に当直日があたってしまい、事件続出で交代時刻後もガンガン長引いて、結局、祝日にかけて「37時間一睡もせずに仕事漬けの日」となった。
私は、月曜コマ数を補充するための「授業実施日」だった。
で、連休返上で集まった学生のために相当燃えて授業をし、加えて、楽理科受験生のレッスンもした。

平成13年法律第59号の改正(通称「ハッピーマンデー制度」)を経て、大学は毎年度、月曜日科目の日程不足に苦しんでいる。小・中・高等学校は、祝日のあたりにくい水曜・木曜と「振り替える」という運用が比較的行いやすいのに対し、大学は、非常勤講師というものにかなり多くの授業を担当してもらっており、非常勤型の講師業を営む人材は複数の大学に出講している場合が多いので、ある大学が勝手に「振り替え」をやってしまうと、これらの人材が、アッチの仕事とコッチの仕事の板挟みになってお気の毒だというので、結局「振り替え」を断念した。連合教授会でも「ただでさえ月金と火水木の時間割が異なるためにご迷惑をかけているのだからこれ以上ご迷惑をかけたら申し訳ない」という話になった。
ただし左記は西南学院大学の選択。近隣では、福岡大学も同様の立場のようだが、九州大学は振替制のようだ。職員さんが国家公務員さん中心だしね...。

それにしても、「ハッピーマンデー制度」を始めた時点で、文科省あたりが、教育機関の統一振替日程表みたいなのを提示してくれていれば、こんな混乱は起こらなかったのではないか。流行病や悪天候にともなう学級閉鎖なら「各教育機関の判断にゆだねる」で済むが、国家政策として、連休を増やすというなら、その時に「じゃあ教育日程をどうするか」ぐらいは考えてもらいませんと! 半端な自由は「不自由」をもたらす。

それともう一つ、大学特有の日程問題として「休講の補講」という問題がある。

小・中・高等学校の教師は、病欠・忌引き・研修なりで、学期中に1,2度講義を休んでも「自習指示」が可能なのに対し、大学ではこうしたことが認められない。理由は、教務課によれば「大学設置基準で15週分で1単位との規定がある」から。

そりゃぁまあ、一昔前の「雨が降ったからお休み」みたいなユルユル大学教員には引き締めが必要だが、大学教員もいちおう人間(生物の一種であってロボットちゃんではない)なので、病欠もすれば忌引きもある。まして国際学会への出張なんていうものも業務の一部として推奨されており、さらに困ったことに、日本のスクールデイは諸外国とずれている。

そいでもって、大学では、人間(生物でありロボではない)が、いちいち休講を補講にしているので、土曜日に設定された「補講日」には多くの場合、複数の科目がバッティングし、その結果、ハンパな数の学生しか集まれない。よって、次単元に進んでしまうのもはばかられるし、話を深めるなら大人数の時のほうが望ましいというわけで、結果的に、補講日にはまともな授業内容を構成しがたいのが現実。
こんなの、「数合わせ」のための単なる「時間つぶし」だ。

ああ「15週規定」。なんとかならないものか。
こんなの、Faculty Development 以前の、Faculty Statement だと思うじぇえ。

この「15週規定」に該当すると思われる大学設置基準第二十三条周辺を見てみたところ、ちょっとヒントになりそうな記述に出会えた。
第二十二条  一年間の授業を行う期間は、定期試験等の期間を含め、三十五週にわたることを原則とする。

第二十三条  各授業科目の授業は、十週又は十五週にわたる期間を単位として行うものとする。ただし、教育上特別の必要があると認められる場合は、これらの期間より短い特定の期間において授業を行うことができる。

第二十五条  2  大学は、文部科学大臣が別に定めるところにより、前項の授業を、多様なメディアを高度に利用して、当該授業を行う教室等以外の場所で履修させることができる。

つまり、前期+後期で試験をふくめて年間35週にまたがってて(←かんたんかんたん)、授業の期間は15週なんだ(←かんたんかんたん)けれど、実際の出講は、そのうち最低10週分を各教員がフレキシブルに設定する、というような制度設計はどうお? あと、せっかく大枚はたいて導入した「Moodle」があるのだから、こういう“メディアを高度に利用して”、補講分にあてるっていうのはどうお?

冬のお肌は

乾いてるっ

授業でプリントを配る度に、指を切ってしまう。
切り傷があると、ぬか床をかきまわすのが痛い。

明日はサティの火曜市(ピンクレシートの日)。
ちふれのモイスチャークリームとボラージクリームを買おう!

2009年11月21日

メモ 2009年11月第3週    

  • ギャラリー木の風
    • 国道263号線 野芥四つ角交差点の佐賀方面よりで、めがね屋「シーベスト」から斜めに、五差路の看板(徳栄寺)を目印にする。
    • 道にまよって看板をみつけ、その場はすぐに引き返しちゃったけれども、もう一度訪れたい場所。
  • 手帳 ティーズミニ2(日曜始まり)No.155  893円
    ここ数年、自分で作ったメモ欄たっぷりの大型書式で手帳をつけていたが、2010年度はコンサート取材をしないので、久しぶりに市販の手帳を購入。はじめから祝日が赤くマーカーされているのが市販手帳のよいところ。定期的な記入事項はiCalに軍配があがるが、私は記入が楽だと処理がおろそかになりやすいので、チマチマと手作業で記入するのがよい。
  • アルファコースで、先週、ハンキンス先生がおっしゃったこと、興味深かった。歴史性と信仰を両立させる読解についてのアドヴァイスだと思う。田川建三が「ルカ福音書の著者は、ここに、よせばいいのに○○と書き加えてしまった」と書くときのスタンスに似ている。
    • 福音書は4種類もあって、大きな「真実」はいろんな書き方ができるっていうことなんですけれど、新約の書き手たちは、奇跡の出来事をレポートすればイエスがどんな存在かの証明になるとおもって書いたわけで、ま〜さ〜か2000年後になって奇跡物語が「真実」のつまづきになるなんてことは考えてなかった。奇跡について書いたとたんに、あやしげに受け取られると知っていたら、奇跡なんてレポートしなかったかもしれないですね。だから、奇跡が納得いかなければ、そこだけちょーっととばして読んで、中身に、イエスがおっしゃったことの中身にせまった方がいいんじゃないでしょうか。
    • 聖書通読表 http://biblestyle.com/

  • 城東橋教会
    • 11/8 マタイ16:1−4、コリント一5:6-8 「パン種に注意せよ」
    • 11/15 詩編51:18-19、マタイ16:13−20 「あなたは岩、ペトロ」

  • 友人から、「女は三十路が旬」の仲間由紀恵さんの近況についてお知らせを受ける。
    ググっているうち、下記の記事が妙に気になった。
    コメント欄の「おりますんどえ」というのが、沖縄弁なのか、記者のミスタッチなのか、知りたい。
    http://mainichi.jp/enta/geinou/news/20091118mog00m200021000c.html

  • 体重管理
  • アニメーション映画『カールじいさんの空飛ぶ家』公式サイト 12/5公開
    短編の非具象アニメーションが素晴らしいのは真実だが、商業アニメーション(長編の物語アニメーション)をいつまでも避けていてはいけない気がする。
    Disney PIXAR
    • 『トイ・ストーリー』世界初の長編CGアニメーション映画
    • 『モンスターズ・インク』
    • 『ファインディング・ニモ』アカデミー賞長編アニメーション賞
    • 『Mr.インクレディブル』
    • 『レミーのおいしいレストラン』
    • 『ウォーリー』

  • 三つ葉助産院整体院
    糟屋郡宇美町明神坂2−3−33  宇美八幡宮より300m志免町方面へ68号線
    月〜土 10〜17  092−692−923

「事業仕分け」芸術・文化・教育

行政刷新会議「事業仕分け」第3会場 http://www.cao.go.jp/

ポンポン口調だが、良しにつけ悪しきにつけ、話題のひとつひとつが胸に響き、考えさせられる。

事業番号3−4 独)日本芸術文化振興会関係
  • 寄付を増やすような政策体系を考えるべき。
  • 文化の振興という数値では図れない事業の必要性は否定しないが、効果説明が不足でばらまきの批判をおさえられるものではない。
    文化のような不定形な可能性については、「ばらまき」こそが本質的に必要で、でもそれを貴族社会じゃなく現代政治の文脈で、しかも飢えている人がいるときに主張するのは、不可能だということ。

事業番号3−5 芸術家の国際交流・伝統文化子ども教室事業・学校への芸術家派遣
  • 「芸術は自己責任」「しっかりしたマーケティングで興行可能」「本来、地方の仕事」には反対。
     → 文化芸術振興法 第二条−3「国民がその居住する地域にかかわらず等しく」
事業番号3−39 科学技術振興調整費(女性研究者支援システム改革)
  • 費用は実験補助者、助手の雇用、カウンセラーや保育士・看護師の雇用に限定し、保育機能は地域住民にも開放するべき。
  • 保育所の設置に限定するなら良いが、研究費は余分。
  • 研究費をつけるという支援の仕方はいけない。
事業番号3−21 競争的資金(若手研究育成)(文部科学省)
  • 博士養成に関する過去の政策の失敗
  • 大学そのものが過剰
  • 大学の教員制度の見直しが必要
  • ポスドクの生活保護のようなシステムはやめるべき。本人にとっても不幸。(本来なら別の道があったはず)。
  • 安定して働き研究できる場所を見つけるための国の政策を若手にこだわらず再構築。

2009年11月19日

率直な、あまりにも率直な

身近な学生が、午後の授業なのに、あんまりにも遅刻するものだから、廊下でとっつかまえて事情聴取。

おいおい、大丈夫? 夜中のバイトでもしてるの?
ほんといっつもすみません。
2年生になったあたりから、相当やばくなってきたんですよね。
今めちゃくちゃなリズムなんで、
昼のバイトも夜中のバイトも、だめです。
アーティストっぽい暮らしじゃないと無理っていうか。

アーティスト?
君サークルなんだっけ? 軽音?
いや、音楽とか全然やったことありません。
アートとかもわけわかんないし。

大学出た後のこと考えると、自分でも頭いたいんですよ。
とりあえず旅とかしようと思ってるんですけど。

2009年11月18日

西南イヴェントカレンダー2

色分けして、事業内容を見やすくしました。

http://sound.jp/musiclef/seinanevent.html

とりあえずの色分けは、こう。

:国民の祝日
:講演会
:コンサート
:展覧会
:大学行事



検索用:西南学院大学, イベント, コンサート, 公開講座, 西南コミュニティセンター, 西南学院大学チャペル, 西南学院大学博物館, 講堂

コンサート2つ(Adileと舘野泉)

行けたコンサート一つと、行けなかったコンサート一つについて。


14日 Adile「プーランクの夕べ」あいれふホール
とても楽しかった。
Adileのフルート奏者になっている中西久美さんはRKBのアナウンサーで、音楽と報道のどちらが本業かというと、たぶん後者にちがいないのだが、トークの要点がまとまっていて声にメリハリがあるおかげで、曲目紹介が、すっと頭に入ってくる。
演奏はちょっと逐語的というか、フレーズの開始部分の溜め感が若干説明過剰で重たく感じられたのが残念。第1楽章はたしかに「メランコリック」と指示されているけれど、第1主題の確保のところとか、もっとササッと前に進んだほうがオシャレな音楽になると思う。melancholicはmelancholiacって訳ではないし。

「クラリネットとファゴットのソナタ」では、あれ?佐藤貴宣さんてもっと流暢な人じゃなかったっけ? と思ったのだが、彼の良さは、「ピアノ・オーボエ・ファゴットのための三重奏曲」で全開になった。叙情性と軽やかさの奏法差がしっかり埋め込まれた作品で、オーボエの桐谷美貴子さんも巧いし(オーボエ・ソナタも聴きたかったよぉ涙)、とってもかっこよい音楽になっていた。第2楽章の2者のかけあいで、ベルリオーズ《キリストの幼時》第2場のヘロデ王のアリア(後半のオーケストラとのかけあい)を思いだし、帰宅してから聴きなおしてみたが、旋律的にはべつに似ていなかった。拍のとりかただろうか。

クラリネットの古賀久美子さんも、上記のデュオより「ソナタ」のほうが際立っていた。ただあいれふホールは、よく響くだけに、この奏者のソフト系というよりは尖り系の特性はどうしても耳にさわりやすい空間であった。もう少しデッドな空間なら、ものすごく印象的な演奏だったかもしれない。

全編をとおして、ピアノの徳あおいさんの豊かな表情づけに感服。

それから、このコンサートは、1曲ごとに主奏者のトークを交えて展開する形式だったので、せっかくだし、アンコール曲がなんなのか教えて欲しかったなー。


17日 舘野泉ピアノリサイタル あいれふホール
 〜彼のための音楽を彼が弾く Vol.3 2009〜
知人が出かけた。
このコンサートでは、開場15分(=開演15分前)の時点で、すでにプログラム冊子が足りなかったらしい。
その知人は即席作成のA4ペラ1枚をもらって入場し、周りの人が16頁綴りの冊子を持っているのを見て、受付に「プログラムは有料ですか?」と尋ねたところ、受付係から「A4のほうも中身は同じですので」と説明されたそうである。そんなわけないじゃん! と、いたくご立腹であった。
たしかにこの出来事は、傍できいても、コンサート運営意識の低さという面で苛立ちを感じる。舘野泉さんは聴衆をとても大切にしていて、毎度、聴衆へのメッセージや曲目解説などの情報をたっぷり準備しているアーティストだし、今回のような委嘱新作作品ばかりのリサイタルツアーでは、作品解説がとても大切な情報源。まして料金は4800円もする立派な興行。
予想外の盛況だったということだろうから、その点にはお慶び申し上げるが、そういうムチャクチャな説明をしてごまかしたりせず、聴衆と正直に向き合うべきだ。このホールの近くには、市内有数の大きなキンコーズだってあるのだし「休憩時間までにコピーを作ります」とかなんとか、対応の道はあったはず。

2009年11月17日

ゼロの焦点

松本清張作品の映画化をみよう、ということで、でかけた。
万が一、脚本なり編集なりがつまらなくても、夫は広末涼子さん、私は中谷美紀さんを鑑賞しましょうと。

ドーンと重い内容であった。

舞台は戦後の復興期。
禎子さんは、お見合いの席で、「銀座の思い出は亡くなった父とアイスクリームを食べたことです」などという。とても可愛い黄色のフリル・ツーピース。
こういう、苦労を知らずシンプルであるというだけで愛される女性というものを、人に言えない苦労をした女性が、本質的に異世界のものとして見ている。彼女にとって、苦労の時代を共にした男性は世界の媒介になっていて、その男性が純朴な女性と結ばれようとした時、複雑な思いの全てが彼への憎しみに変わる。
こわくて、かなしい。

2009年11月15日

チョムスキーの「教育論」   

  • 『チョムスキーの「教育論」』, 明石書店, 2006.
  • Donald Macedo (ed) + Noam Chomsky, Chomsky on Miseducation, 2000.
大原美術館展を観た後にジュンク堂で買った2冊の1つ。
チョムスキーがあちこちで発表したエッセイ・講演や、マセードとチョムスキーの対話、といったものを集めた雑集であり、書物の中で発展したり深まったりする印象は受けなかったが、沢山の事例をとおして「民主主義を謳う教育」が、いつも民主主義から逸れて機能していることがわかる。チョムスキーが問題にしているのは米国政府・米国教育だが、人間が間違える道筋って、いつも、こう。

今のニュースとのからみでは、米軍基地は日本の国際的安全実現のためにあるわけではないけれど米軍を追っ払うと米政府が日本を攻撃する国(団体)を支援しそうなかんじが、あの国のいつものやりくちの中にあるんだな、っていうことを感じさせられる本。そういった報復を避ける、イコール「安全保障」というコンセプトで、これまで追っ払えずに来たのではないか。ずるいずるい蓋然的な恐喝。10/30の市田忠義が参照していたフィリピンやエクアドルは、この恐怖をどうやって克服したのだろうか。
今朝のサンデーモーニングで、米オバマ大統領の喋りをバックにしたダイジェスト映像の字幕によれば、オバマ氏は「日米は完全に対等な国家関係だ。普天間基地の問題もふくめて、その関係にふさわしいものに修正されるだろう」といったことを発言したようだ。よくぞ対等と普天間をセットで言及してくれたものだとおもう。演説全文をよみたい。福島瑞穂さんは「突っ込んだ言及はなく、正直、物足りない」と言ったそうだが、「突っ込む」のは、むしろ政権与党の仕事ではないだろうか。相手国がここまで発言したのだから、「対等な国家関係にふさわしくこれこれのことをしてください」と要求してほしい。


  • <10>いわゆる「開かれた自由な社会」における学校は、きわめて逆説的緊張関係に直面している。一方で、学校は民主主義の美徳を教える責任を負わされているが、もう一方では、現代の民主主義に内在する偽善性にも加担しているからである。
  • <20>米国では、ベトナムでの殺戮作戦が「和平工作 Pacification operation」と名付けられ、パナマ侵攻が「正しい大義の作戦 Operation Just Cause」と名付けられる。
  • <34>ボストン・ラテン語学校の12歳の生徒デイビッド・スプリッツラーは「忠誠の誓い」は「愛国心を偽善的に勧めるもので、そこには自由も正義もまったくない」と考えて、この朗唱を拒否したために退学処分を受けそうになった。<35>つまり、高い教育のある教師・校長が生徒に服従(朗唱)を強要し、忠誠の誓いの中身を犠牲にしようとした矛盾は、まさにたえず学校に期待されている事態。学校は、自力でものを考える人を育てるどころか、支配と強制のために機能し、いったん教育を受けると、もはやその権力構造を支えるやり方に慣らされてしまうが、権力構造はその見返りに莫大な報酬を与える。
  • <58>オルテガ・イ・ガセット「我々のいわゆる文明が、原始状態と野蛮の復活をもたらすだろう」
  • <59>学校が民主主義の神話を生徒に教え込むのをやめることはあり得ないでしょう。というのは、この神話の煽動力を使って、支配的イデオロギーは真の文化的民主主義の発現を抑え込み、現在の文化的経済的主導権(ヘゲモニー)を維持しようとしているからです。
  • <68>日々の新聞が明らかにする惨劇に心を奪われるあまり、これがさらなる深い罪の残酷な外面にすぎないという事実を私たちは見落としがちです。すなわち、悲惨さに心を奪われるだけでは、限りない苦痛と屈辱を与え基本的人権を日常的に否定する社会秩序に加担することになるのです。
  • <69>米国知識人社会の重要部分が、真理と正義にではなく権力および権力の効果的行使に忠誠を尽くそうとする自然な傾向を持つことなどに対して身を守る手段を、私たちは今こそ生徒に与えなければならないのです。<72>たとえば、米国の学校で、米国によるフィリピン支配を学習し、その現代的意味を読み手にまかせることは可能なはずです。(中略)高校生は「自由貿易から利潤をあげた寡頭政治勢力、独立後は米国人の権利・特権を尊重する寡頭政治勢力を、植民地政策は強化する傾向にあった」こと、そして結局、米国の植民地政策は「大多数の一般フィリピン人に資するものではなく、少数者の利益のためにこの国の経済を米国と結びつけることになった」こと等々も読み取ることになるでしょう。

メモ 2009年11月第2週 

  • ユバスキュラ応用科学大学(Jyvaskylan Ammattikorkeakoulu)
    http://www.jamk.fi/
    1992年創立

    European Degree in International "Music Management"
    http://www.edim.info/

  • ハッピーファーム 無農薬野菜など 早良郵便局となり
  • チャイルドシートの着用義務 (福岡) (大分) (宮崎
    罰則はないが座席ベルト着用義務違反と同様に免許の取消し等の行政処分の基礎点数が1点付加
    • aiiku ベビー用チャイルドシート → プリムベビー4ヶ月=6825円 → オプティ取付

  • ハーフベビーベッド
    • aiiku  ハーフ&ハーフ(マット付)3ヶ月=5775円 宅配往復800円
    • ダスキン 2100円×3ヶ月=6300円 店舗受取(
    • ダスキン オーリック 宅配往復1575円(2品以上で1品につき+1050円)
    • Fine スウィングハート3ヶ月=5500円 ハーフサイズベッド3ヶ月=4000円
    • ベビーフレンド(早良区小田部) 要組立 コンパクトベッド3ヶ月=7800円
  • 西日本新聞11月8日書評欄  大久保恭子『プリミティヴィスムとプリミティヴィズム』三元社(書評委員:波潟剛)
    • プリミティフ : 14,15世紀のイタリア、フランドルの芸術家を指し、エジプト、ギリシャを指す19世紀後半を経て、20世紀にようやくアフリカを対象とするようになったのだという。
    • (仏の)プリミティヴィスム : 「伝統の活性化を願って」の過去に対する憧憬
    • (米の)プリミティヴィズム : 伝統なきモダン・アートに「歴史を与える」観念として登場した


2009年11月13日

日韓創作歌曲交流演奏会

今日は、「木管五重奏団Adileによるプーランクの夕べ」を聴くつもりで、朝からドキドキしながら、あいれふホールにでかけたところ、入り口のところで、ドヒャーン、日にちを間違えていて、木管五重奏は明日14日の開催でした!

今日やっていたのは『日韓創作歌曲交流演奏会』。
開催自体を知らなかったのだが、もうこれは、ご縁があったとしか言いようがなく、その場で入場券を買って入場。

数年前に、このシリーズの出演ピアニストから案内を受けて聴いた際には、韓国勢のパワフルな発声に圧倒され、「日本とは栄養価がだいぶちがうんだろうか」と思ったものだが、今回は、日本側の第1曲の歌い手が久世安俊さん(バリトン)。その豊かな歌声を聴いて、そうたい! 博多にはもつ鍋があるったい! 魚も野菜も果物もうまかと! と元気がみなぎる。
また歌い手に関していうと、今回は、八巻啓子さん(メゾ・ソプラノ)を聴けたのも収穫だった。

ピアノは、作曲の書法も、演奏の音さばきも、日本勢が圧倒的にグッド。
独唱歌曲らしい表現に満ちていた。
大迫貴に山本佳代子だものねえ。作曲者たちも思う存分、表現できたことでしょう!
韓国勢の作品は、歌もピアノも、合唱でも独唱でも何でもあてはまるような書法で書かれていたと思う。

以下、老婆心だが、このコンサートシリーズは入場者が異様に少ない。
その原因は、現代音楽への関心うんぬんではなくて、とにかく広報がなされていない、という点にあると思う。なにしろ目を皿にしてコンサート情報を追いかけている私めやマイナーコンサート情報の波佐間さんでさえ、チェックできなかったコンサートなのである。
出品作曲家14人、出演者14人からなるジョイントコンサートにして客席人数45名(目算)は、もったいなくないだろうか? 情報くれたらビラ撒き手伝うのにな。
韓国からジャンジャン来ている関係者から「日本人って音楽嫌いなのね」と思われやしないか? とウルウル心配してしまった。

が、

会場に設置されていた「あいれふ2009Nov 11月催し物情報」を手に取り、本日2度目のドヒャーン。このコンサートは、なんと、会場の催し物一覧にも掲載されていないのである。
(一覧表の末尾には「10/6現在で一般の方が入場できる催物の情報です。主催者の希望により掲載していない催物もあります」と記されていた)

秘密度100! 
この催しのコンセプトは、「演奏会」というより、むしろ「交流会」だったのかもしれない。

素晴らしい歌声を聴いた上に、「私は秘密の花園に足をふみいれたのね♪」と微妙にお得感のある夜だった。

アーツ・マネジメント概論(第三版)

大学図書館でとても良い本をみつけた。
アーツ・マネジメント概論第3版』水曜社,2009。

ハウツーものではなく、社会の中の芸術の捉え方について、根本的に丁寧に論じられている。その分、ハウツーについて、自分で考えていく下地ができる。

小林真理氏の担当する第2章なんて一語一語が感動モノだし、各節の末尾に考察課題があるのもいい。

出会えて良かった。

関東の音大にいた頃なら、まず手に取らなかったタイプの本。あのころは作品形式の中にとじこもって、せいぜい演奏されたものの再解釈を通して、作品の表面にでてくる程度だった。

でも、地方都市に暮らしているおかげで、研究者は「何でも屋」になっていく。学校勤めをしているおかげで、課外活動に「根拠」を仕込む必要もでてくる。

たぶん私はこういうのを通して、現在形の音楽社会学を悩みながら生きていくんだろうと思う。

地域包括支援センター

シオンの園に勤める知人から、「地域包括支援センター」のことを教えてもらった。
もう19時をすぎていたから、営業時間を伝えるテープでも流れていればメッケモノだと思って電話したが、なんのなんの、それどころか転送電話で「いきいきセンター夜間サービス」につながり、ここは21時まで電話を受け付けているということで、病院への導入や介護施設の概要について、親身にいろいろ教えてもらうことができた。そればかりか、今回話した内容について、「いきいきセンター」から「地域包括支援センター」に報告してくれて、「地域包括支援センター」のほうで、私向けの情報一式を準備してくれるという。

とてもとても有り難かった。
「事業仕分け」でカットされないでほしい事業だ。

2009年11月12日

西南イヴェントカレンダー

コンサート事業をやっていると、外部からのお客様との会話が増える。
「あの展示会、知っていたらうかがったのに。」
「これこれの講座もあったんですね、知らなかった。」

こうしたメッセージをたくさんいただく度に、現在の大学ホームページにおける登録順に表示される行事紹介が世の中の需要をみたしていない、という点を、強く認識いたす。
「西南イヴェントカレンダー」のような形で、コンサート・展覧会・講演会を表示するシステムが、とっても必要だ。

個人でできることには限りがあるので、まずは簡単にGoogleカレンダ−を利用して、とりあえず試作版を作ってみることにした。そのうち広報連携課に引き継いでもらえるように、アピールしていくつもり。
http://www.google.com/calendar/

2009年11月8日

メモ 2009年11月第1週   

  • よしたけまり『ファニーローズのおくりもの』 文芸社           作家のサイト http://mari.yositake.net/
  • 作品には、人柄が反映される場合と、人柄の逆モノが反映される場合がある。
    演奏には、人柄が反映される。
    音楽の聴き方にも、人柄がかなり反映される。

  • 人は、自分の体験をとおして対象観を固めていく。

    商学部で育った人が商学部で教えながら「先生ってとても素敵。でも先生がやってらっしゃる美学とか文化うんぬんって、社会で何の役にもたたないわけでしょ。はっきり言っちゃうと、わざわざ大学に行ってまで勉強する意味ないような・・・。せっかく学費を払うなら、もっと流通とか会計とか、社会人になってから役立つことを学んで、ちゃんと資格とってもらわないと」と曰う。

    学費の回収に局限化させるなら、なるほど、会計士の資格は、わざわざ大学に行ってまで勉強する意味がある。

  • 浅いことは、もう、深くさえある。

  • NHKの黒田あゆみさんが、渡邊あゆみさんになっていた。ETV50でインタビュアー。相変わらず姿も声も素敵。モットーは「事前は入念に、その場は楽しく」とのこと

  • 文化芸術推進フォーラム http://www.geidankyo.or.jp/06gei/s-forum/aboutus.html

  • The Open Source Paleontologistにて、「学術論文PDFはほんとに便利? 高すぎでは?」の検討 http://openpaleo.blogspot.com/2009/10/buying-pdfs-truth-and-consequences.html

  • Google Sidewiki http://www.google.com/sidewiki/intl/en/#tbbrand=GZEV

  • 共産党の市田忠義書記局長 10月30日参院代表質問
    米軍基地批判はとても明瞭で胸がすいた
    総理は、沖縄の方々が背負ってこられた苦しみや悲しみに十分に思いをいたし、地元の皆さんの思いをしっかり受け止めるとおっしゃいましたが、岡田外務大臣や北沢防衛大臣の発言を総理がきっぱり否定されないのなら、政府がしっかり受け止めたのは、沖縄県民の思いではなくアメリカの思いではありませんか。もともと在日米軍基地は、日本の安全保障上の抑止力などではなく、アメリカの世界戦略上の必要性から設置されているものであって、日本のためのものではありません。ベトナム戦争でもイラク戦争でも、沖縄の基地がその出撃基地として使われたことからみても明らかであります。総理は「最後は私が決める」と言われましたが、問題はどういう決断をされるかであります。アメリカ政府に、基地撤去国外移設の要求を受け入れさせるためには、これまでの自公政権のとってきた対米追随の姿勢を一変させ、本腰を入れた真正面からの交渉が不可欠であります。国民の意思を背景に米軍基地を撤去させた例は、フィリピン、最近のエクアドルなど、いくつも例があります。こうした立場に立ってこそ、対等な日米関係への重要な一歩であることを指摘するとともに、総理の基本的な考え方をうかがって、私の質問を終わります。

  • ジェリー・ゴールドスミス : アクション・サスペンス映画の音楽

  • 2008年度は、九大退職金1184155円がなくても申告納税10602円が生じる状況だったが、これは源泉徴収分では還付にならないので、2009年度も青色申告しない源泉徴収264947円・所得税額275549円

2009年11月7日

大原美術館コレクション展

県立美術館の大原美術館コレクション展を観に行った。
14:00きっかりに到着し、すでに満席となったミュージアムコンサートを、階段に座って聴く。通俗的な名曲っていうのはいいねえ。天井が低く、とてもカサカサな残響の空間だったので演奏者にはお気の毒なかんじだったが、とっても満足。関原弘二さんのトークもお上手。
主人はCharles Cotteの『
ジャンの祭火』、私は今井俊満『早春』が、とても気にいった。
それにしても入場料は1200円のちゃんとした金額の展覧会。カタログを売りたいのはわかるが、出品作品一覧ぐらいは配ってほしいなぁ。

2009年11月6日

温暖化ガス削減 プロセスメモ

日経新聞 連載「温暖価額削減25%の行方」のメモ (11月1, 2, 4日)
  • 1997年 京都議定書(Kyoto Protocol)=第3回気候変動枠組条約締約国会議(COP3) →  2012年までに5%削減の目標 → 日本は毎年排出枠1兆円を購入
  • 2008年7月 民主党が25%削減法案を国会に提出 (前提は米中を含む主要国の合意) 自民党は「2020年時点で一般家庭で年36万円の負担」と主張
  • 2009年9月22日 国連「気候変動サミット」で鳩山首相の25%宣言(前政権8%)。欧州は日本との排出量取引に期待。
  • 2009年10月中旬 タイでの作業部会にて資金(年1000億ユーロ)を要請される
  • 2009年12月 コペンハーゲン会議=第15回締約国会議(COP15)・・・2013以降の枠組み(ポスト京都議定書)

  • CO2排出量 1世帯あたり5100Kg。太陽光発電・小型風力発電・断熱装備・発光ダイオード照明を併用すると(世田谷区住宅街の例)、1世帯あたり1500Kgへ減らせる。初期投資金額は、約180万円(国立環境研究所の試算)〜約410万円(日本エネルギー経済研究所の試算) → 年平均18万円
  • 2007年までに、産業部門は減少中だが家庭部門では4割増えているので、家庭部門の排出量削減は喫緊の課題
  • 2009年春の内閣アンケートで、一般家庭の8割「月額2000円までなら支出しても」と回答
  • 環境省は2010年度税制改正で地球温暖化対策税(環境税)の創設を要望。財務相は、2010年度廃止予定のガソリン税を環境税に振り替える案を提示。
  • 2018年度までに原発9基を新設予定。原子炉1基で太陽光発電の190万戸分の発電量。

  • 25%削減目標に基づいて鉄鋼業界の削減目標10%程度(仮)=1500万トンの追加削減 → 国内高炉を止めて海外からの鋼材輸入を検討

2009年11月3日

西南リコーダーフェスティヴァル

学院行事のリコーダーフェスティヴァル(第4回)が成功裡に終了した  (←と思います)

それにしても日本人の省略癖はなんとかならないものか。
準備期間中、関係者がさかんに「リコフェス」と略すのがイヤ〜ん。
スペルはRecoFes? ありえない。

私は第一部アマチュアリコーダー(14:00)に間に合うように運転を始めたものの、途中車内で、イン・ザ・テリブル・ワールド・オブ・睡魔に突入し、セブンイレブンの駐車場で爆睡したので、学院に到着したのは16:30。

第二部(18:00)の大坪由香リコーダーリサイタルの共演は、福沢宏(V.d.G)と芝崎久美子(Cemb)。

開始にあたり、フェスティヴァル委員長(マンケ教授)のスピーチがあったが、これについてはコメント省略!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! おっとっとビックリマーク押しっぱなしでした、すみません。

今回の演奏では、クープラン《王のコンセール第3番》が、単に端正美・均整美におわることなく、とりわけクーラント楽章のヘミオラがきいて、音楽がウニャーとゆっくりねじれていくようなダイナミックさが印象的だった。
また、テレマン《リコーダーとヴィオラ・ダ・ガンバのための協奏曲》にあたり、私は場外で花束係のお手伝いをしていたので中で聴けなかったのだが、安積道也先生によると、協奏曲を室内楽に編曲したにもかかわらず、チェンバロが管弦楽の表情を多彩に表現していて、ものすごく見事なアンサンブルになっていたとのことである。

音響メモといたしましては、今回またしても、リハーサルの間は低音楽器がもやもやしていたのに、客入り後は低音楽器がよく響き、意外にも高音管楽器はこもりがちであって、なんかほんとに、このホールは不思議。
西南コミュニティセンターホールのほうが、リハーサルと本番の差を気にせずに済むので、準備の点ではストレスが少ないだろうと思う。

演奏会終了後、桜坂のおしゃれなレストランIMURIで懇親会。
福田さんは、学部時代は応用物理学を専攻し、今もチェンバロの修復等をなさっているそうで、興味深いお話を沢山うかがう。大坪さん(当フェスティヴァルの音楽監督でもある)とは、運営に携わる立場から学院体制の今後について、さまざまな指摘や議論でもりあがり、文化庁派遣芸術家(2006-2007にオランダにおられた)の選考面接のお話もおもしろかった。芝崎さんは意外にも「55スワローズ!」な女性だそうでキャーというかんじであった。

物資の調達

3日朝刊の政府公報広告に触発され、大野城市・福岡市のインフルエンザ対策情報のページをみると、16日から接種できるとわかったので、市が発行する受託医療機関のリストに従って、一般来院者が接種をうけられる病院に「予約」の電話を入れてみた。

でも、どの医療機関も「ワクチンがいつ入荷するかわからないので予約をお受けできない」と言う。

新聞などをツラーとながめると、すでに医療関係者はワクチンを受け始めているように見えるが、実はまだ2週間先のワクチン入手もおぼつかないのが現状だ。

これまで戦災や目立った災害に遭うこともなく、ラクに生きてきたことを実感した。
母が、お金があっても配給切符があっても配給食料がなくてどうしようもなかった戦時体験を話していたのを思い出す。